“孤巌”の読み方と例文
読み方割合
こがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてこの城の四方に、何マイルとなくひろがる黒い松林が孤巌こがんを取巻く黒い海のようにごうごうと吠えているのを彼等はきいた。
水面にはいかださえ、いな棒切れさえも浮んではいなかった。名もない河沼の離れ小島に、彼等はあたかも太平洋上の孤巌こがんに取残されたように絶縁されているのだ。