“こうそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黄祖23.1%
江蘇15.4%
貢租15.4%
高祖15.4%
垢粗7.7%
抗訴7.7%
控訴7.7%
酵素7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにも驚き騒ぐほどな敵ではありません。よろしく江夏城こうかじょう黄祖こうそをもって、要害をふせがせ、荊州襄陽じょうようの大軍をこぞって、後軍に固く備えおかれれば、大江を
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その後の袁術の勢力はどうかというに、彼もまた淮南わいなんを中心に、江蘇こうそ安徽あんき一帯にわたっていよいよ強大を加え、しかも内心不敵な野望を抱いていたから、軍備城塞にはことに力を注いでいた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
行商人 ……ええと、右之者共、かみを恐れず、ええと、貢租こうその件につき……へえ、貢租てえと年貢のことじゃろが……強訴ごうそにおよばんといたし相謀り……強訴と言うのは何の事だえ?
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
かん高祖こうそ丁公ていこうりくし、しん康煕こうき帝がみん末の遺臣いしん擯斥ひんせきし、日本にては織田信長おだのぶなが武田勝頼たけだかつより奸臣かんしん、すなわちその主人を織田に売らんとしたる小山田義国おやまだよしくにはいちゅう
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
今まで知らず/\自分の身体に灰を塗り山河の荒い空気をしのいでいた垢粗こうその皮膚であることを感じさせました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そして誰も、曾て、子供等のためにこの暴虐な運命に対して抗訴こうそするものがなかった。
子供は虐待に黙従す (新字新仮名) / 小川未明(著)
この時はフローベルの方が勝ったけれども、の場合でも、控訴こうそするとか、上告するとかまで行かなければ承知しないのだから時間はかかる。だから、両方が真剣になって信ずるところを主張する。
国民性の問題 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
パンと塩と水とをたべている修道院の聖者たちにはパンの中の糊精こせいや蛋白質酵素こうそ単糖類脂肪などみな微妙びみょうな味覚となって感ぜられるのであります。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)