“江蘇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうそ66.7%
かうそ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広東カントンの貴重な料理で大きな宴会でなければ使わないと言ったが、わたしはかつて江蘇こうその飯屋の献立表でこれを見たことがある。
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)
その後の袁術の勢力はどうかというに、彼もまた淮南わいなんを中心に、江蘇こうそ安徽あんき一帯にわたっていよいよ強大を加え、しかも内心不敵な野望を抱いていたから、軍備城塞にはことに力を注いでいた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「郵便の頼りにならない時世で、僕はたび/\伝令の役をそつと務めてやつたよ。江蘇かうその戦線にゐる息子や南京にゐる嫁からの便りを。…………」
南京六月祭 (新字旧仮名) / 犬養健(著)