“きゝな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞馴66.7%
聞做33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしたをりよ、もう時雨しぐれころから、の一二ねん約束やくそくのやうに、井戸ゐどひゞきいた跫音あしおとひとなき二階にかいふすまくのを聞馴きゝなれたが、をんな姿すがたは、當時たうじまた多日しばらくあひだえなかつた。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ひとひと聞馴きゝなれない、不思議ふしぎ言語ことばがあつたんです。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
酒店に歸り着きし後は、瞽女ごぜは影だに見えざりき。その叫びし聲の猶絶間なく耳に聞ゆるを、怪しとおもひてつく/″\聽けば、そは我心跳しんてうのかく聞做きゝなさるゝにぞありける。