“きんしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
謹慎80.0%
近親13.3%
謹愼3.3%
麕身3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この点に謹慎きんしんし、修養していれば、一時いかなる非難非譏ひきを受けたとても、何らの弁解を試みずしてく晴天白日の身となり得ると思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ロミオ 領主りゃうしゅには近親きんしんたる信友しんいうのマーキューシオーが俺故おれゆゑあのやうな重傷ふかでひ、おれはまたたゞ時程ときほど縁者えんじゃとなったあのチッバルトゆゑ汚名をめいけた。
カピ長 モンタギューとてもみぎ同樣どうやう懲罰おとがめにて謹愼きんしん仰附おほせつけられた。したが、吾々われ/\老人らうじんっては、平和へいわまもることはさまで困難むづかしうはあるまいでござる。
くうくわくして居るこれを物といひ、時に沿うて起る之を事といふ、事物を離れて心なく、心を離れて事物なし、故に事物の変遷推移を名づけて人生といふ、なほ麕身きんしん牛尾ぎうび馬蹄ばていのものを捉へてきりんといふが如し
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)