“きゅうこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舅姑66.7%
急鼓33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七出というのは、子無きが一、淫佚いんいつが二、舅姑きゅうこつかえざるが三、口舌くぜつ多きが四、盗窃が五、妬忌ときが六、悪疾あくしつが七である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
友人知己は見るに忍びず、わざわざ実家に舅姑きゅうこいて遺族の手当てを請求しけるに、彼らは少しの同情もなく、ようやく若干の小遣いせんを送らんと約しぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
こと舅姑きゅうこの福田に対する挙動の、如何いかひややかにかつ無残むざんなるかを見聞くにつけて、自ら浅ましくも牛馬同様の取り扱いを受くるをさとりては、針のむしろのそれよりも心苦しく
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
子供のために、げて来り給えなどいとめて勧めけるに、良人りょうじんとの愛に引かれて、覚束おぼつかなくも、舅姑きゅうこ機嫌きげんを取り、裁縫やら子供の世話やらに齷齪あくせくすることとなりたるぞ
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
四方から喊声かんせいが起った。急鼓きゅうこ地をゆるがし、激箭げきせん風を切って、秦良軍五千をおおいつつんだ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)