“悪疾”の読み方と例文
読み方割合
あくしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は良雄の悪疾あくしつに感染しての結果であると知られたならば、諸君は定めし、あさ子を捨てた良雄をにくまれるにちがいない。
血の盃 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
七出というのは、子無きが一、淫佚いんいつが二、舅姑きゅうこつかえざるが三、口舌くぜつ多きが四、盗窃が五、妬忌ときが六、悪疾あくしつが七である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
まず一章全部と二章前半を見よ、ヨブに大災禍臨みて産はことごとく奪われ、子女は悉く殺され、身は悪疾あくしつに襲われ、最愛の妻さえ彼をののしるに至ったのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)