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からざけ
ふりがな文庫
“からざけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
乾鮭
77.8%
干鮭
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乾鮭
(逆引き)
何故といつて、吾々は呂革にぶら下る時、自分が
乾鮭
(
からざけ
)
になつたやうな気持を味はふ事が出来る。郵船会社の重役を夢みるのも、乾鮭を夢みるのも、同じやうに新気分の会得である。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
棒鱈
(
ぼうだら
)
乾鮭
(
からざけ
)
堆
(
うずたか
)
く、
片荷
(
かたに
)
に
酒樽
(
さかだる
)
を積みたる
蘆毛
(
あしげ
)
の
駒
(
こま
)
の、紫なる
古手綱
(
ふるたづな
)
を
曳
(
ひ
)
いて
出
(
い
)
づ
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
からざけ(乾鮭)の例文をもっと
(7作品)
見る
干鮭
(逆引き)
山家
(
やまが
)
の
御馳走
(
ごちそう
)
は
何処
(
いずく
)
も豆腐
湯波
(
ゆば
)
干鮭
(
からざけ
)
計
(
ばか
)
りなるが
今宵
(
こよい
)
はあなたが
態々
(
わざわざ
)
茶の間に
御出掛
(
おでかけ
)
にて開化の若い方には珍らしく
此
(
この
)
兀爺
(
はげじい
)
の話を
冒頭
(
あたま
)
から
潰
(
つぶ
)
さずに
御聞
(
おきき
)
なさるが快ければ
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
大観音
(
おおがんのん
)
の
傍
(
そば
)
に間借をして
自炊
(
じすい
)
していた頃には、よく
干鮭
(
からざけ
)
を焼いて
佗
(
わ
)
びしい食卓に私を着かせた。ある時は
餅菓子
(
もちがし
)
の代りに煮豆を買って来て、竹の皮のまま双方から突っつき合った。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
からざけ(干鮭)の例文をもっと
(2作品)
見る
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