“かぶとちやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
兜町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成程なるほど子分こぶん多人数たにんずるのは子槌こづちで、れから種々いろ/\たからしますが、兜町かぶとちやうのおたくつて見ると子宝こだからの多い事。甲「だい国立銀行こくりつぎんこう大黒だいこくえん十分じふぶんります。 ...
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
いま兜町かぶとちやう山一商會やまいちしやうくわい杉野喜精氏すぎのきせいしは、先生せんせい舊知きうちで、その時分じぶん名古屋なごや愛知銀行あいちぎんかうの——うもわたしあま銀行ぎんかうにはゆかりがないから、やくづきはなんといふのからないが
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
兜町かぶとちやうすぢからの話ぢや、一週間以内に戦争がはじまるさうだ、さうなると、もう完全な悪時代だからね、金があれば田舎へすつ込んで鶏でも飼つてこの反動期を切り抜けるんだがなア、いやア
現代詩 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)