“かずゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
嘉瑞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸には雪のふらざる年もあれば、初雪はことさらに美賞びしやうし、雪見のふね哥妓かぎたづさへ、雪のちや賓客ひんかくまねき、青楼せいろうは雪を居続ゐつゞけなかだちとなし、酒亭しゆていは雪を来客らいかく嘉瑞かずゐとなす。
聖代せうだいだい一の嘉瑞かずゐなり
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
左伝に(隠公八年)平地へいちしやくみつるを大雪とえたるは其国そのくに暖地だんちなれば也。たう韓愈かんゆが雪を豊年ほうねん嘉瑞かずゐといひしも暖国だんこくろん也。されど唐土もろこしにも寒国は八月雪ふる五雑組ござつそに見えたり。