“かじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
佳什40.0%
嘉十26.7%
家什6.7%
家従6.7%
花汁6.7%
菓汁6.7%
賈充6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自己が唯一の俳人とあがめたる其角の句を評して佳什かじゅう二十首に上らずという、見るべし蕪村の眼中に古人なきを。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
文「そりゃア困ったなア……これ嘉十かじゅう手前てめえも一緒にけ、二人に怪我をさしては成んねえから、おらも直ぐに行くだから、手前長く奉公して世話に成ったから一緒にけ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
家什かじゅうはいまだ整わずとも細君だけはまずとりあえずとて、望みのとおりに若き婦人をめとり、身の治まりもつきて倹約を守り
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
……わたくしが近ごろ、内親王さまのお気に召して、舞のおあいてに伺うので、忠正どのも、まるで、家従かじゅうのように、よくしますの。
カキツバタの語原は書きつけ花の意で、その転訛てんかである。すなわち、書きつけはけることで、その花汁かじゅうをもって布をめることである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
玉ねぎや馬鈴薯ばれいしょに交じって椰子の実やじゃぼん、それから獣肉も干し魚もある。八百屋やおやがバイオリンを鳴らしている。菓汁かじゅうの飲料を売る水屋の小僧もあきかんをたたいて踊りながら客を呼ぶ。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
晋の賈充かじゅうらが、漢・魏の律を増損して作った晋律二十編には、魏の刑名律を分けて、刑名律・法例律の二編としたが、法例という題号の濫觴らんしょうは、恐らくはこれであろう。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)