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嘉十
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かじゅう
ふりがな文庫
“
嘉十
(
かじゅう
)” の例文
そこらがまだまるっきり、
丈高
(
たけたか
)
い草や黒い林のままだったとき、
嘉十
(
かじゅう
)
はおじいさんたちと北上川の東から移ってきて、小さな畑を開いて、
粟
(
あわ
)
や
稗
(
ひえ
)
をつくっていました。
鹿踊りのはじまり
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
文「そりゃア困ったなア……これ
嘉十
(
かじゅう
)
手前
(
てめえ
)
も一緒に
行
(
ゆ
)
け、二人に怪我をさしては成んねえから、
己
(
おら
)
も直ぐに行くだから、手前長く奉公して世話に成ったから一緒に
行
(
い
)
け」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
嘉十
(
かじゅう
)
さんかえ」
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
己
(
おれ
)
今でこそ車を引いてるが、元は
大久保政五郎
(
おおくぼまさごろう
)
の親類で、
駈出
(
かけだ
)
しの
賭博打
(
ばくちうち
)
だが、
漆原
(
うるしはら
)
の
嘉十
(
かじゅう
)
と云った
長脇差
(
ながわきざし
)
よ、ところが
御維新
(
ごいっしん
)
になってから賭博打を
取捕
(
とっつかめ
)
えては
打切
(
ぶっき
)
られ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
走りながら廻りながら
踊
(
おど
)
りながら、
鹿
(
しか
)
はたびたび風のように進んで、手拭を角でついたり足でふんだりしました。
嘉十
(
かじゅう
)
の手拭はかあいそうに泥がついてところどころ穴さえあきました。
鹿踊りのはじまり
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
嘉
漢検準1級
部首:⼝
14画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
“嘉”で始まる語句
嘉
嘉永
嘉吉
嘉納
嘉助
嘉代
嘉賞
嘉兵衛
嘉瑞
嘉暦