“おしら”の漢字の書き方と例文
語句割合
御調100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわたゞしくたゝき起し急用あればこゝあけ給へといふに吉五郎はけながら急用とは如何いかなることにやと申しければ佐兵衞はいきをきりながらいま名主樣なぬしさま玄關げんくわんにて御奉行樣の御調おしらべがあるゆゑ貴樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つぶは又何事なるやとあきたり一たいこの吉五郎と云者はごく正直しやうぢきにて人のよきことつひに一度も人と物爭ものあらそひなどしたるためしなく町方住居の者にはまれなる故皆々近所にても佛吉々々ほとけきち/\渾名あだななす程の者なれば今御奉行樣がぢき御調おしらべと聞て暫時しばらく無言なりしが稍々やう/\ふるへ聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)