“いわかど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岩角57.8%
巌角40.0%
厳角2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいわいにのかみついていた岩角いわかどくだけなかったから、よかったものの、もしこわれたら、おそらくそれが最後さいごだったでありましょう。
しんぱくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あすここそ頂上に相違ないと、余りの嬉しさに周章あわてたものか、吾輩は巌角いわかどから足踏み滑らして十分したたか向脛むこうずねを打った。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
その半腹はんぷくにかかりある厳角いわかどこけのなめらかなるに、一挺いつちようはだかろうともしたる灯影ほかげすずしく、かけいの水むくむくときてたまちるあたりにたらいを据ゑて、うつくしくかみうたるひとの、身に一糸もかけで
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)