“いりよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
入用79.4%
要用9.8%
入要4.9%
費用2.9%
入費1.0%
小遣1.0%
必要1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうだ。洋行した時に集めたのだが、Pound や二十 Francs や二十 Mark のやうなものは、入用いりような時に両換を
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「凧にのって金のしゃちをはがす頓狂なやつだっている。要用いりようだったら、鯨だってなんだって持って行くだろうさ。別に不思議はありゃアしない」
「いつか私の財産をあなたの名にした時、あなたはそうおっしゃったわね、もしお前がどれだけでも入要いりようになったら、そう云えって……」
黄色な顔 (新字新仮名) / アーサー・コナン・ドイル(著)
この金で病院の払いをして、残った分を君枝のお産と次郎ぼんの養生の費用いりようにしてくれ。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
対手あいて方へ出向いたんでござんすがね、——入費いりようはお師匠さん持だから、乗込みは、ついその銀座の西裏まで、円タクさ。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
られた、られたッて、幾干いくらばかり台所の小遣いりようをごまかして来やあがったか知らねえけれど、てめえがそのつらで、どうせなけなしの小遣だろう、落しっこはねえ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おからだに必要いりようなんですか。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)