“入要”の読み方と例文
読み方割合
いりよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぜんやお皿は中川君から借りて来たしとほか入要いりようの者は何だろう。オーそうだっけ、僕の家にはまだお客の夜被蒲団よぎふとんが一つもない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「いつか私の財産をあなたの名にした時、あなたはそうおっしゃったわね、もしお前がどれだけでも入要いりようになったら、そう云えって……」
黄色な顔 (新字新仮名) / アーサー・コナン・ドイル(著)
また、いくらかでも稼業かぎょうが立ちなおってきたら、根こそぎ手放してもよいのだ。こう思って、その後家さんの金の中から入要いりような分だけ借りておいたのだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)