“いっぱん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一斑27.0%
一汎21.6%
一般18.9%
一飯16.2%
一半10.8%
一帆5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予はただ一箇人いっこじんとして四十余年、先生との交際こうさい及び先生より受けたる親愛しんあい恩情おんじょう一斑いっぱんしるし、いささか老後ろうごおもいなぐさめ、またこれを子孫にしめさんとするのみ。
アマゾン辺の民一汎いっぱんに信ずるはマイダゴア(水の母また精)とてたけ数百フィートの怪蛇あり、前後次第して河の諸部に現わると。
それどころか、一般いっぱんの塾生たちと同じように、それぞれどの班かに割り当ててもらって、班長の指揮のもとに働くようにしていたのである。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
薄志弱行の一途を辿たどるばかりで、わずかに、各所の無法者のゴロ部屋に寝泊りしたり、博奕わるさの立番をして一飯いっぱんを得たり、また、江戸の祭や遊山ゆさんの年中行事に
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし頼政から見ると彼をそこまで有頂天にさせたのも、一半いっぱんの罪は、非難する世間にあると考えられるのであった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)