トップ
>
一般
>
いっぱん
ふりがな文庫
“
一般
(
いっぱん
)” の例文
子路という特殊な個人に在ってはかえって
魅力
(
みりょく
)
となり得るものが、他の門生
一般
(
いっぱん
)
についてはおおむね害となることが多いからである。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
それどころか、
一般
(
いっぱん
)
の塾生たちと同じように、それぞれどの班かに割り当ててもらって、班長の指揮の
下
(
もと
)
に働くようにしていたのである。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
堺
(
さかい
)
などの
唐綾
(
からあや
)
、
唐錦
(
からにしき
)
、
唐刺繍
(
からぬいもの
)
の
類
(
たぐい
)
から、まだ
一般
(
いっぱん
)
には珍しいゴブラン、
印度金紗
(
インドきんしゃ
)
、南蛮織のあらゆる物まで、
選
(
よ
)
り
蒐
(
あつ
)
めてその
粋
(
すい
)
を
凝
(
こ
)
らしたものだった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜなら日本においても、それほど貞淑な妻や善良な姑は、
一般
(
いっぱん
)
に沢山は居ないからである。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
復一の人生
一般
(
いっぱん
)
に対する考えも絶望的なものになって来て、その青寒い
虚無感
(
きょむかん
)
は彼の熱苦るしい青年の野心の性体を寂しく快く染めて行き、静かな吐息を肺量の底を
傾
(
かたむ
)
けて吐き出さすのだった。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
憔悴一般楊柳在
憔悴
(
しょうすい
)
一般
(
いっぱん
)
の
楊柳
(
ようりゅう
)
在
(
あ
)
りて
向嶋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
野花啼鳥
(
やかていちょう
)
一般
(
いっぱん
)
の
春
(
はる
)
、か」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
一般
(
いっぱん
)
の青年たちにも
普及
(
ふきゅう
)
させていたので、最後にはみんなでそれをおどり、一座に加わっていた老師を子供のように喜ばせたのであった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それに、上級学校に
籍
(
せき
)
をおかなくても、それぐらいの知識が得られるということを
一般
(
いっぱん
)
の勤労青年に知ってもらうこともたいせつではないでしょうか。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
“一般”の意味
《名詞・形容動詞》
一 般(いっぱん)
広く通用すること。多くの場合。
限定する条件が付されないこと。
特別な地位を持たないこと。
(古)同等であること。等しいこと。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
般
常用漢字
中学
部首:⾈
10画
“一般”で始まる語句
一般的
一般論
一般官吏
一般文化