“いざなみのみこと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イザナミノミコト
語句割合
伊弉冊尊46.2%
伊奘冊尊15.4%
伊弉冉尊15.4%
伊邪奈美命7.7%
伊弉册尊7.7%
伊邪那美命7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『日本紀』一に伊弉冊尊いざなみのみこと火神を生む時かれてみまかりましぬ、紀伊国熊野の有馬村に葬る。『古事記』には火之迦具土神ひのかぐつちのかみを生ますに御陰みほとかれて崩りましぬ。
世界開闢かいびゃくの歴史を見るに、初めは独化どっか一人いちにんありて、のちに男女夫婦を生じたりという。我が日本において、国常立尊くにのとこたちのみことの如きは独化の神にして、伊奘諾尊いざなぎのみこと伊奘冊尊いざなみのみことすなわち夫婦の神なり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「日本書紀」には、「伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみこと、天の浮橋の上に立たして、共に計りて、底つ下に国や無からんとのり給ひて、すなはあめ瓊矛ぬぼこを指しおろして、滄海を探ぐりしかばここに獲き。 ...
日本天変地異記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
死んで腐った伊邪奈美命いざなみのみことを、生身いきみの躰へ返そうというのはかなり困難な仕事ではあるが、八雷神はしとげたのであった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……是に於て其妹伊邪奈美命いざなみのみことを相見まくおもほして、黄泉国よもつのくににいでましき。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
加之それに何なのぢや、それ、國常立尊くにとこたちのみこと國狹槌尊くにさづちのみこと豐斟渟尊とよくにのみこと大苫邊尊おほとのべのみこと面足尊おもたるのみこと惺根尊かしこねのみこと伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉册尊いざなみのみこと、それから大日靈尊おおひるめのみこと月夜見尊つきよみのみこと、この十柱の神樣はな
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
伯耆の名は、ほうきだろうというのは俗説で、古事記の伊邪那美命いざなみのみことのことにちなんで
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)