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『京の四季』
ふりがな文庫
『
京の四季
(
きょうのしき
)
』
京都に足かけ十年住んだのち、また東京へ引っ越して来たのは、六月の末、樹の葉が盛んに茂っている時であったが、その東京の樹の葉の緑が実にきたなく感じられて、やり切れない気持ちがした。本郷の大学前の通りなどは、たとい片側だけであるにもしろ、大学の …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
「新潮」1950(昭和25)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
昂
(
こう
)
映
(
は
)
籠
(
かご
)
畔
(
くろ
)
肯
(
うなず
)
豪奢
(
ごうしゃ
)
焚
(
た
)
爽
(
さわ
)
竜
(
りゅう
)
背負
(
しょ
)
華厳
(
けごん
)
濠
(
ほり
)
距
(
へだ
)
醸
(
かも
)
陰欝
(
いんうつ
)
霜
(
しも
)
髯
(
ひげ
)
麓
(
ふもと
)
点綴
(
てんてつ
)
冴
(
さ
)
沸
(
わ
)
欅
(
けやき
)
櫨
(
はぜ
)
檜
(
ひのき
)
樫
(
かし
)
楢
(
なら
)
楓
(
かえで
)
椎
(
しい
)
杉苔
(
すぎごけ
)
旱魃
(
かんばつ
)
嵯峨
(
さが
)
孟春
(
もうしゅん
)
刺戟
(
しげき
)