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『はなしの話』
ふりがな文庫
『
はなしの話
(
はなしのはなし
)
』
七月四日、アメリカ合衆国の独立記念日、それとは何の関係もなしに、左の上の奥歯二枚が俄に痛み出した。歯の悪いのは年来のことであるが、今度もかなりに痛む。おまけに六日は三十四度という大暑、それやこれやに悩まされて、ひどく弱った。 九日は帝国芸術 …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「報知新聞」1937(昭和12)年7月24~27日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
苦
(
くるし
)
白菜
(
パイサイ
)
茹
(
ゆだ
)
猟
(
あさ
)
煎餅
(
せんべい
)
甦
(
よみがえ
)
直
(
す
)
碧空
(
あおぞら
)
祟
(
たた
)
腫
(
は
)
貪
(
むさぼ
)
這入
(
はい
)
閃
(
ひらめ
)
高鼾
(
たかいびき
)
鱶
(
ふか
)
齧
(
かじ
)
齲歯
(
むしば
)
一旦
(
いったん
)
濶
(
ひろ
)
殊
(
こと
)
歩哨
(
ほしょう
)
止宿
(
ししゅく
)
柘植
(
つげ
)
暫
(
しばら
)
摘
(
つま
)
把
(
と
)
忽
(
たちま
)
嵌
(
は
)
児
(
こ
)
先
(
ま
)
俄
(
にわか
)
中
(
うち
)
上頤
(
うわあご
)