トップ
>
『いてふの実』
ふりがな文庫
『
いてふの実
(
いちょうのみ
)
』
そらのてっぺんなんか冷たくて冷たくてまるでカチカチの灼きをかけた鋼です。 そして星が一杯です。けれども東の空はもう優しい桔梗の花びらのやうにあやしい底光りをはじめました。 その明け方の空の下、ひるの鳥でも行かない高い所を鋭い霜のかけらが風に …
著者
宮沢賢治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頂戴
(
ちゃうだい
)
俄
(
には
)
母
(
っか
)
葡萄
(
ふだう
)
扇形
(
あふぎがた
)
桔梗
(
ききゃう
)
黄金
(
きん
)
銀杏
(
いてふ
)
呟
(
つぶ
)
外套
(
ぐわいたう
)
此
(
こ
)
所
(
とこ
)
眼
(
め
)
母
(
かあ
)
給
(
たま
)
行
(
ゆ
)
被
(
かぶ
)
貰
(
もら
)
迄
(
まで
)
鋼
(
はがね
)
靴
(
くつ
)
発
(
た
)
烏
(
からす
)
灼
(
や
)
一寸
(
ちょっと
)
杏
(
あんず
)
微
(
かす
)
嬉
(
うれ
)
呑
(
の
)
呉
(
く
)
処
(
ところ
)
儘
(
まま
)
僕
(
ぼく
)
云
(
い
)