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『禁酒の心』
ふりがな文庫
『
禁酒の心
(
きんしゅのこころ
)
』
私は禁酒をしようと思っている。このごろの酒は、ひどく人間を卑屈にするようである。昔は、これに依って所謂浩然之気を養ったものだそうであるが、今は、ただ精神をあさはかにするばかりである。近来私は酒を憎むこと極度である。いやしくも、なすあるところ …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「現代文学」1943(昭和18)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
羨
(
うら
)
屹
(
き
)
莞爾
(
かんじ
)
訛
(
なま
)
畢
(
おわ
)
目盛
(
めもり
)
肘
(
ひじ
)
肝
(
きも
)
落伍
(
らくご
)
薬缶
(
やかん
)
覗
(
のぞ
)
瓶
(
びん
)
貪慾
(
どんよく
)
醗酵
(
はっこう
)
銚子
(
ちょうし
)
鋏
(
はさみ
)
錠
(
じょう
)
長蛇
(
ちょうだ
)
髭
(
ひげ
)
鯛
(
たい
)
怨嗟
(
えんさ
)
傲慢
(
ごうまん
)
剪
(
き
)
卑小
(
ひしょう
)
吝嗇
(
りんしょく
)
呆然
(
ぼうぜん
)
呟
(
つぶや
)
嘔吐
(
おうと
)
如何
(
いか
)
忿懣
(
ふんまん
)
甲斐
(
かい
)
所謂
(
いわゆる
)
掬
(
すく
)
此際
(
このさい
)
此頃
(
このごろ
)
焼酎
(
しょうちゅう
)
煮込
(
にこ
)
牽制
(
けんせい
)
依
(
よ
)