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眞實
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ほんとう
ふりがな文庫
“
眞實
(
ほんとう
)” の例文
新字:
真実
『ハア、今日はお義理でね。
眞實
(
ほんとう
)
に方々引張られるんで、
遣切
(
やりき
)
れやしない。今日あたり
宅
(
うち
)
に
寐轉
(
ねころ
)
んでる方が、いくら
可
(
い
)
いか知れやしない。』
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
齒を磨かない佐渡の人、湯屋で脊なかを爪で掻く佐渡の人、蒲團のかはりに藁の中にもぐつて寢る佐渡の人、それでも
眞實
(
ほんとう
)
に笑ふことの出來る佐渡の人。
佐渡が島を出て:02
(旧字旧仮名)
/
江南文三
(著)
眞實
(
ほんとう
)
の旅行にして見れば、旅行を好むにして見ても、尚且つ風雪の惱みあり、峻坂嶮路の艱あり、或時は磯路に阻まれ、或時は
九折
(
つゞらをり
)
の山逕に、白雲を分け、青苔に滑る等
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
お前はそんなら
眞實
(
ほんとう
)
に私を離縁する心かへ、知れた事よと
例
(
いつも
)
の源七にはあらざりき。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お富は伊勢屋の先代の
眞實
(
ほんとう
)
の娘だつたかも知れない。
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「もう可いよ、御苦勞樣、もういゝよ
眞實
(
ほんとう
)
に!」
姉妹
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
『お前着物を
如何
(
どう
)
お
爲
(
し
)
なんだよ。此寒いのに、ベラ/\した
袷
(
あはせ
)
かなんかで。
其樣
(
そん
)
な
姿
(
なり
)
で此邊を
彷徨
(
うろ/\
)
しておくれでないよ、
眞實
(
ほんとう
)
に外聞が惡いから。』
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
お
前
(
まへ
)
はそんなら
眞實
(
ほんとう
)
に
私
(
わたし
)
を
離縁
(
りゑん
)
する
心
(
こゝろ
)
かへ、
知
(
し
)
れた
事
(
こと
)
よと
例
(
いつも
)
の
源
(
げん
)
七にはあらざりき。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「それは
眞實
(
ほんとう
)
か、狷之介殿」
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『
笑談
(
じやうだん
)
ぢやない。用があるなら、後で行くから……え。
眞實
(
ほんとう
)
だ。急ぎなんだから、勘辨しておくんねえ。』
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
眞
部首:⽬
10画
實
部首:⼧
14画
“眞實”で始まる語句
眞實味
眞實男
眞實者