エヌ)” の例文
「ああ、ゆかいだ。きみと、どこへでも、いっしょにいきましょう。」と、エヌケーをにぎると、ケーもまたかたくにぎりかえしました。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「彼らが手紙をやった宛名の略字に何とありますか、エルエヌすなわちアルセーヌの一番初めの文字もんじと、ルパンの名の初めと終りの文字をとったのです。」
これまで社会問題をあまり扱わなかったエヌアールエフさえ時事問題をあつかわざるを得ない情勢におされ、広汎な反ファシズム文化運動の一翼につらなったのであった。
今日の文学の展望 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「あすこで、ひろったのです。ケーさん、このまちはわたしにおもがふかいんです。」と、こんどはエヌが、そのわけをケーはなしてきかせたのです。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ドバルが手紙を書いた吸取紙のはじに『エルエヌ』という字があったのを見つけました。電報の名前と同じです。ドバルは名画を盗みとった強盗犯人と手紙のやり取りをしていたのです。
なかには、両親りょうしんがそろって、こんなかなしみをらないものもあるんだが。」と、エヌはたばこにをつけました。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
エルエヌ・身体悪し、手術を要す、名医送れ。
世界せかいじゅうを、どこまでもんでいける、わたどりはしあわせだね。」と、エヌくんがいいました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
きみは、なにをくつもり。」と、エヌくんが、二人ふたりほういてきました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
賛成さんせい賛成さんせい!」と、エヌくんが同感どうかんして、あつ拍手はくしゅをおくりました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)