たかま)” の例文
一方には高利貸連中が小山さんなら何時いつでも安利やすりで金をお貸し申すと大層な信用で、それが四方八方へ広まって小山の物堅い評判は段々たかまりました
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
自分は彼の差したさかずきを受け、すこしずつすすりながら彼の言うところきいて居たが、聞くに連れて自分は彼を怪しむ念の益々ますますたかまるを禁じ得なかった。けれども決して彼の秘密に立入たちいろうとは思なかった。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)