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高天
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たかま
ふりがな文庫
“
高天
(
たかま
)” の例文
さもなければ尊は
高天
(
たかま
)
が
原
(
はら
)
の外に刑余の姿を現はすが早いか、あのやうに
恬然
(
てんぜん
)
と
保食
(
うけもち
)
の神を斬り殺す勇気はなかつたであらう。
僻見
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かれここに天照らす大御神
見
(
み
)
畏
(
かしこ
)
みて、天の
石屋戸
(
いはやど
)
七
を開きてさし
隱
(
こも
)
りましき。ここに
高天
(
たかま
)
の原皆暗く、
葦原
(
あしはら
)
の中つ國悉に闇し。これに因りて、
常夜
(
とこよ
)
往く
八
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「あれあ神主がいう
高天
(
たかま
)
が原たい。高天が原に神づまり
在
(
ま
)
しますかむろぎ、かむろぎの
尊
(
みこと
)
——オ……」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その頃、国原の水は、
水渋
(
そぶ
)
臭く、土濁りして、日のみ子さまのお喰しの
料
(
しろ
)
に叶いません。天の神
高天
(
たかま
)
の
大御祖
(
おおみおや
)
教え給えと祈ろうにも、国中は国低し。山々もまんだ天遠し。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
天
(
てん
)
の神様、
高天
(
たかま
)
の
大御祖
(
おほみおや
)
教へ給へと祈るにも、国
中
(
なか
)
は国低し。山々も尚天に遠し。大和の国とり囲む青垣山では、この二上、山空行く雲の
通
(
かよ
)
ひ
路
(
ぢ
)
と昇り立つて、祈りました。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
天地
(
あめつち
)
の
初發
(
はじめ
)
の時、
高天
(
たかま
)
の
原
(
はら
)
に成りませる神の
名
(
みな
)
は、
天
(
あめ
)
の
御中主
(
みなかぬし
)
の神
一
。次に
高御産巣日
(
たかみむすび
)
の神。次に
神産巣日
(
かむむすび
)
の神
二
。この
三柱
(
みはしら
)
の神は、みな
獨神
(
ひとりがみ
)
三
に成りまして、
身
(
みみ
)
を隱したまひき
四
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“高天”の意味
《名詞》
高く澄んだ空。
(出典:Wiktionary)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“高天”で始まる語句
高天原
高天神
高天原広野姫尊
高天原広野姫尊様
高天原廣野姫尊
高天原廣野姫尊樣
高天井
高天漪
高天越