“保食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけもち75.0%
ウケモチ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さもなければ尊は高天たかまはらの外に刑余の姿を現はすが早いか、あのやうに恬然てんぜん保食うけもちの神を斬り殺す勇気はなかつたであらう。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
日本書紀にはこの神が保食うけもちの神(穀物の神)を殺す神話がある。
一、保食ウケモチ神殺戮の神話 此神殺されて、頭に蚕生じ、目に稲穂生じ、耳に粟生じ鼻に小豆生じ、陰に麦生じ、尻に大豆生ず。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
稲荷は「稲生イネナリ」の義にして、神代紀に保食ウケモチ神の腹中に稲を生ず、とあるに依て明なり。然るに後の書に素盞嗚尊スサノオの子、宇賀之御魂ウカノミタマ神、亦の名は専名三狐神ミケツカミとあり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)