保食ウケモチ)” の例文
一、保食ウケモチ神殺戮の神話 此神殺されて、頭に蚕生じ、目に稲穂生じ、耳に粟生じ鼻に小豆生じ、陰に麦生じ、尻に大豆生ず。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
稲荷は「稲生イネナリ」の義にして、神代紀に保食ウケモチ神の腹中に稲を生ず、とあるに依て明なり。然るに後の書に素盞嗚尊スサノオの子、宇賀之御魂ウカノミタマ神、亦の名は専名三狐神ミケツカミとあり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
(イ)日月交替 日本神話は説明して曰く、月読ツキヨミ神、保食ウケモチ神の口より、食物を出せしを怒りて、剱を抜て、保食神を殺し、而して後に、具さに其事を天に復命す。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)