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髑髏
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されかうべ
ふりがな文庫
“
髑髏
(
されかうべ
)” の例文
髑髏
(
されかうべ
)
といふものは
恁麽
(
こんな
)
ぢやなからうかと思つたり、紅い口が今にも耳の根まで裂けて行きさうに見えたりして、
謂
(
い
)
ひ知れぬ
悪寒
(
さむさ
)
に捉はれる事が間々あつた。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
信仰はひとたび燃立つ
叢
(
くさむら
)
に現れて、
直
(
すぐ
)
に幕屋の中に収められた。後また
髑髏
(
されかうべ
)
が丘の上、君が唇に洩れたことはあるが、之を聖体の器と筺とに蔵せよとの神慮であつた。
法王の祈祷
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
さるをその
懷
(
なつ
)
かしき夫の聲の終に應ずることなく、可憐の女子の獨り不言の海に對して口は復た歌ふこと能はず、目は空しく沙上の
髑髏
(
されかうべ
)
を見、耳は徒らに
岸打浪
(
きしうつなみ
)
の音を聞きて
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
でございますから、或時は机の上に
髑髏
(
されかうべ
)
がのつてゐたり、或時は又、
銀
(
しろがね
)
の椀や蒔繪の
高坏
(
たかつき
)
が並んでゐたり、その時描いてゐる畫次第で、隨分思ひもよらない物が出て居りました。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
聴け、夜に叫ぶ
髑髏
(
されかうべ
)
、
急瀬
(
はやせ
)
の小石
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
菖蒲
(
しゃうぶ
)
生
(
な
)
り軒の
鰯
(
いわし
)
の
髑髏
(
されかうべ
)
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
髑髏
(
されかうべ
)
の
阜
(
をか
)
にクルスを
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
間
(
げん
)
の
髑髏
(
されかうべ
)
の
附燒
(
つけやき
)
十
(
と
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
でございますから、或時は机の上に
髑髏
(
されかうべ
)
がのつてゐたり、或時は又、
銀
(
しろがね
)
の椀や蒔絵の
高坏
(
たかつき
)
が並んでゐたり、その時描いてゐる画次第で、随分思ひもよらない物が出て居りました。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
聖母の雲に
駕
(
の
)
りて、神の使の童供に
舁
(
か
)
かせ給ふも見ゆ。環かざりしたる
髑髏
(
されかうべ
)
も見ゆ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
聴け、はや叫ぶ
髑髏
(
されかうべ
)
、
急瀬
(
はやせ
)
の小石。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
聴け、また叫ぶ
髑髏
(
されかうべ
)
、
急瀬
(
はやせ
)
の小石
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“髑髏”の意味
《名詞》
髑 髏(どくろ, されこうべ, しゃれこうべ, しゃりこうべ)
風雨にさらされるなどで白骨化した頭蓋骨。主に人間のもの。
(出典:Wiktionary)
“髑髏”の解説
髑髏(どくろ、されこうべ、しゃれこうべ、しゃりこうべ、en: Skull)は白骨化したヒトの頭部の頭蓋骨を指す名称である。「されこうべ」(しゃれこうべ)は「晒され頭(こうべ)」の意味。一般に死の象徴とされる。
(出典:Wikipedia)
髑
漢検1級
部首:⾻
23画
髏
漢検1級
部首:⾻
21画
“髑髏”で始まる語句
髑髏洞
髑髏島
髑髏魚
髑髏人
髑髏杯
髑髏盃
髑髏舞