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香具山
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かぐやま
ふりがな文庫
“
香具山
(
かぐやま
)” の例文
「
香具山
(
かぐやま
)
は
畝傍
(
うねび
)
を
愛
(
を
)
しと、
耳成
(
みみなし
)
と相争ひき、神代より斯くなるらし、
古
(
いにしへ
)
も
然
(
しか
)
なれこそ、
現身
(
うつそみ
)
も妻を、争ふらしき」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
舒明
(
じょめい
)
天皇が
香具山
(
かぐやま
)
に登り国見された折の御製の末尾に、「うまし国ぞ あきつ島 大和の国は」という御満悦の言葉が拝されるが、その言葉がふと思い出され
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
たとへば、天皇は帰順した
弟猾
(
をとうかし
)
の献策を用ゐさせ給ふばかりでなく、股肱の臣たる
椎根津彦
(
しひねつひこ
)
と一しよに、
香具山
(
かぐやま
)
に潜行して、その土を取ると云ふ大役を命じ給うて居られるのである。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
剣
(
つるぎ
)
の
池
(
いけ
)
のほうに出て、それから
藁塚
(
わらづか
)
のあちこちに
堆
(
うずたか
)
く積まれている苅田のなかを、
香具山
(
かぐやま
)
や
耳成山
(
みみなしやま
)
をたえず目にしながら歩いているうちに、いつか飛鳥川のまえに出てしまいました。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
天
(
あま
)
の
香具山
(
かぐやま
)
のカグも草山の義かも知れぬ。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
仰
(
あお
)
ぎ見る
天
(
あめ
)
の
香具山
(
かぐやま
)
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ひさかたの
天
(
あめ
)
の
香具山
(
かぐやま
)
このゆふべ
霞
(
かすみ
)
たなびく
春
(
はる
)
立
(
た
)
つらしも 〔巻十・一八一二〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
香具山
(
かぐやま
)
と
耳梨山
(
みみなしやま
)
と
会
(
あ
)
ひしとき
立
(
た
)
ちて
見
(
み
)
に
来
(
こ
)
し
印南国原
(
いなみくにはら
)
〔巻一・一四〕 天智天皇
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“香具山(
天香久山
)”の解説
天香久山、天香具山(あまのかぐやま、あめのかぐやま)、または香久山、香具山(かぐやま)は、奈良県橿原市にある山。畝傍山、耳成山とともに大和三山と呼ばれる。標高は152.4メートルと三山の中では標高は2番目である。他の二山が単独峰であることに比して多武峰から続く竜門山地の端にあたる。
歴史的風土特別保存地区と国の名勝に指定されている。
(出典:Wikipedia)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“香具”で始まる語句
香具師
香具
香具売
香具店