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饒
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おほ
ふりがな文庫
“
饒
(
おほ
)” の例文
玄間は俗医にして処世の才
饒
(
おほ
)
き人物であつたらしい。初め町医より召し出された時、茶山はこれを蘭軒に報じて、その人に
傲
(
おご
)
る状を告げた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
路
饒
(
おほ
)
ければ則ち疏すべく、路を受くれば則ち戦ふ勿れ。地を択んで而して侵し、碍無ければ則ち進む。此皆棋家の幽微、知らざる可からざる也。
囲碁雑考
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
馬車を
四馬路
(
スマロ
)
に返して
杏花楼
(
きやうくわらう
)
で
上海
(
シヤンハイ
)
一の支那料理の饗応を受けたが、五十
品
(
ぴん
)
からの珍味は余りに
饒
(
おほ
)
きに過ぎて
太半
(
たいはん
)
以上
喉
(
のど
)
を通らず、
健啖家
(
けんたんか
)
の
某某
(
ぼうぼう
)
二君も
避易
(
へきえき
)
の様子であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
文を論じたらんには、その興の
饒
(
おほ
)
き、あはれ果して
如何
(
いか
)
なるべき。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
情の日の
彩
(
あや
)
饒
(
おほ
)
き空の下へ。
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
無憂樹
(
むいうじゆ
)
の
蔭
(
かげ
)
華
(
はな
)
饒
(
おほ
)
く
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
饒
漢検1級
部首:⾷
21画
“饒”を含む語句
饒舌
豊饒
饒舌家
富饒
饒速日
余饒
饒地
豐饒
沃饒
饒多
饒速日命
饒津
早饒舌
饒舌娘
上饒
上饒江
饒足
饒舌録
饒舌続
饒舌箱
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