飲物のみもの)” の例文
旧字:飮物
また医員いいんのハバトフも時々ときどきては、何故なにゆえかアルコール分子ぶんしはいっている飲物のみものせ。ブローミウム加里かりめとすすめてくので。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
水脈みを坊水脈坊。お客様がゐていやかも知れんがおさへて呉れなくちや』と云つた。それから、『飲物のみもの食物たべものも皆さげてくれ。目のまへにあるとまらんから』
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
人霊の栄誉として最高いとたかきもの即ち神ならでは彼は満足し得べからざるなり(ビクトル、ヒューゴの語)、しかして我はこの最上の食と飲物のみものとを有す、我じつに足れるものにあらずや
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
暑中しょちゅう飲物のみもの 秋 第二百三十一 暑中の飲物
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)