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風聞
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うわさ
ふりがな文庫
“
風聞
(
うわさ
)” の例文
「御両所、近いうちに新しい勤番支配が来ることをお聞きなされたか、その
風聞
(
うわさ
)
がたぶん御両所の耳にも入ったことと存ずる」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その
後
(
のち
)
他の獣
們
(
ら
)
の
風聞
(
うわさ
)
を聞けば、彼の黄金丸はその
夕
(
ゆうべ
)
、
太
(
いた
)
く
人間
(
ひと
)
に
打擲
(
ちょうちゃく
)
されて、そがために前足
痿
(
な
)
えしといふに。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
疾
(
と
)
く既に式場に着し候ひけむ、
風聞
(
うわさ
)
によれば、市内各処における労働者、たとへばぼてふり、車夫、
日傭取
(
ひようとり
)
などいふものの総人数をあげたる、意匠の
俄
(
パフナリー
)
に候とよ。
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それと、
義母
(
はは
)
や
義妹
(
いもうと
)
たちに対する父の
苦衷
(
くちゅう
)
もある。もっと、大きな理由には、目代の山木判官とは、当然、不和になり、ひいては何かと、うるさい
風聞
(
うわさ
)
が京都へ伝わるであろう。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
容易ならぬ事態に陥ったという
風聞
(
うわさ
)
がここまで聞えたものだから、それでお銀様が心もとながって、そうして拙者に、友造君を迎えながら様子を見て来てくれと言われたものだから
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“風聞”の意味
《名詞》
風聞(ふうぶん)
風の便りで聞くこと。噂。風評。
(出典:Wiktionary)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“風”で始まる語句
風
風情
風邪
風采
風呂
風体
風呂敷
風貌
風靡
風呂敷包