“頬(これ)” の例文
と云うので手水鉢(ちょうずばち)のそばで手を洗って居りますると、庭の植込(うえごみ)の処に、はっきりとは見えませんが、頬骨の尖(とが)った小鼻の落ちました、眼の所がポコンと凹(くぼ)んだ頬(これ)から頤(これ)へ胡麻塩交(ごましおまじり)の髯(ひげ)が生えて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
やがて頭巾を取ると総髪(そうはつ)の撫付(なでつけ)で、額には斯う疵がある、色黒く丈(せい)高く、頬(これ)から頤(これ)へ一抔(いっぱい)に髯(ひげ)が生えている逞(たくま)しい顔色(がんしょく)は、紛れもない水司又市でございますから、親の敵と直(すぐ)に討掛(うちか)かろうと思ったが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)