ゆき)” の例文
武士たちは、こわごわちかづいて見ると、高麗錦こまにしきくれあや倭文織しずおりかとりたてほこゆきくわなどのたぐいで、いずれも権現から紛失した宝物であった。
ここにアメノオシヒの命とアマツクメの命と二人が石のゆきを負い、あたまこぶになつている大刀たちいて、強い弓を持ち立派な矢を挾んで、御前みまえに立つてお仕え申しました。
またつるぎゆきともゑといふようなものをしてあるのも發見はつけんされます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
左右の御手にも、みな八尺やさか勾璁まがたま五百津いほつ御統みすまるの珠を纏き持たして、そびらには千入ちのりゆきを負ひ、ひらには五百入いほのりゆきを附け、またただむきには稜威いづ高鞆たかともを取り佩ばして、弓腹ゆばら振り立てて