“靫負”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆぎえ50.0%
ゆげい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加茂の大神を恨んだ右近丞うこんのじょう靫負ゆぎえになって、随身をつれた派手はでな蔵人になって来ていた。良清よしきよも同じ靫負佐ゆぎえのすけになってはなやかな赤袍の一人であった。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
野分のわきふうに風が出て肌寒はださむの覚えられる日の夕方に、平生よりもいっそう故人がお思われになって、靫負ゆげい命婦みょうぶという人を使いとしてお出しになった。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)