青大將あをだいしやう)” の例文
新字:青大将
相當苦勞もしたらしい女ですが、こんな青大將あをだいしやうの匂ひのする、怪し氣な小料理屋のお神にして置くには、全く惜しいきりやうです。
らようまづぢや八九ねんなやんだんだが、へびでこすればえゝつちから、うめえこときいたとおもつてな、えけ青大將あをだいしやうぶらんとかきからぶらさがつたから竹竿たけざをおとすべとおもつたら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小道具と衣裳いしやうと、こね廻したやうに散ばつて居る上、あぶらと汗と白粉のカクテルで、これが本當に青大將あをだいしやうの匂ひです。
えけ青大將あをだいしやうだから畜生ちきしやうちゞまつて屈曲えんぢぐんぢしたときかゝつて仲々なかなかいごかねえだ、それからうゝんとのばしちやこすつたな、さうしたらかたまりごりつ/\とこけんのれたつけな、さうしたらなあにけろりよ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)