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阿
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おも
ふりがな文庫
“
阿
(
おも
)” の例文
その癖、出会えば女乞食は今は全く態度を
革
(
あらた
)
めて、わたくしに
阿
(
おも
)
ねるような媚びるような、また
煽
(
おだ
)
て上げるような所作をして
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
わたくしは昭和現在の時勢に
阿
(
おも
)
ねる心で此れを言ふのではない。日本の自然のあらゆる物は子供の時からさういふ心持をさせてゐたのである。
冬日の窓
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
遊侠の徒と
交際
(
まじわ
)
られ、権威に屈せず武威に恐れず、富に
阿
(
おも
)
ねらず貧に恥じず、天空海濶に振舞われる当代での英傑であろう。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
又その
素振
(
そぶ
)
りや
物腰
(
ものごし
)
には何かしら相手の好意と知遇に
阿
(
おも
)
ねるようなところがある。彼が笑うととてもチャーミングで、髪は薄色で、眼は蒼かった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
現在の法隆寺は自己の伝統にうぬぼれて、何事にも
勿体
(
もったい
)
をつけようとするあさましい寺になっている。その半面には見物人に
阿
(
おも
)
ねる卑屈な根性もみられる。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
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わたくしは昭和現在の時勢に
阿
(
おも
)
ねる心でこれを言うのではない。日本の自然のあらゆる物は子供の時からそういう心持をさせていたのである。
冬日の窓
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“阿”の解説
阿(あ)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
“阿”を含む語句
阿母
阿爺
阿父
阿房
南無阿弥陀仏
阿諛
阿波
阿兄
阿呆
阿片
阿父様
阿媽
阿婆
四阿
阿婆摺
阿魔
阿修羅
阿闍梨
南無阿彌陀佛
阿部川町
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