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長途
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ちょうと
ふりがな文庫
“
長途
(
ちょうと
)” の例文
そして、しんがりを
注意深
(
ちゅういぶか
)
い
B
(
ビー
)
がんがつとめ、
弱
(
よわ
)
いものをば
列
(
れつ
)
の
真
(
ま
)
ん
中
(
なか
)
にいれて、
長途
(
ちょうと
)
の
旅
(
たび
)
についたのであります。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
高坂は語りつつも、
長途
(
ちょうと
)
に
苦
(
くるし
)
み、
雨露
(
あめつゆ
)
に
曝
(
さら
)
された当時を思い起すに付け、今も、気弱り、
神
(
しん
)
疲れて、ここに
深山
(
みやま
)
に
塵
(
ちり
)
一つ、心に
懸
(
かか
)
らぬ折ながら、なおかつ
垂々
(
たらたら
)
と
背
(
そびら
)
に汗。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「とにかく金よ、お前も
長途
(
ちょうと
)
の旅行で疲れたろう。この寝室を貸してあげるから、ゆっくりひと寝入りしなさい。その間に、われわれは
万端
(
ばんたん
)
の用意を
整
(
ととの
)
えることにするから」
戦時旅行鞄:――金博士シリーズ・6――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二日目と三日目が
長途
(
ちょうと
)
の早打には最も苦しい時だという。
頭脳
(
あたま
)
は何も考えられなくなって、揺れ方がわるいと、
嘔吐気
(
はきけ
)
がつきあげてくる。三平は時々、
気付薬
(
きつけ
)
を口に頬ばっていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みなさんは
長途
(
ちょうと
)
のお疲れもあることとて、すべての心配と
危惧
(
きぐ
)
をすててとうぶんはゆっくりとお好きなものをたべ、お気にいったところを散歩して、健康を回復していただきましょう。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
お
許
(
もと
)
は、勅使の接待役、上野介などへ世辞はいらんことじゃ。所で、この
衝立
(
ついたて
)
は、何と心得て出された。晴の御大礼、
長途
(
ちょうと
)
の勅使を
寿
(
ことほ
)
ぎまつる大玄関に、墨絵のものを置くとは何という量見じゃの。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“長途”の意味
《名詞》
長途(ちょうと)
長い道のり。
(出典:Wiktionary)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
“長途”で始まる語句
長途の橇道