トップ
>
長櫃
>
ながもち
ふりがな文庫
“
長櫃
(
ながもち
)” の例文
二階は昇口の処に三畳敷位の空間をおいて
箪笥
(
たんす
)
や
長櫃
(
ながもち
)
を置いてあった。平吉は窓の傍に渋紙包を持って立っていた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
黒いのは一箇の
両掛
(
りょうがけ
)
で、
浅黄
(
あさぎ
)
模様の
被布
(
おおい
)
をした
長櫃
(
ながもち
)
が
後
(
あと
)
に一箇、
孰
(
ど
)
れも
人夫
(
にんぷ
)
が
担
(
かつ
)
いで
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
微暗
(
うすぐら
)
い土蔵の中には
中央
(
なかほど
)
に古い
長櫃
(
ながもち
)
を置いて、その
周囲
(
まわり
)
に
注連縄
(
しめなわ
)
を張り、前に白木の台を
据
(
す
)
えて、それには
榊
(
さかき
)
をたて、その一方には
三宝
(
さんぽう
)
を載っけてあった。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
平吉は
長櫃
(
ながもち
)
の
蓋
(
ふた
)
を
啓
(
あ
)
けた。中には松に鶴の模様のある
懸蒲団
(
かけぶとん
)
が三枚入っていた。裏は
萌黄
(
もえぎ
)
であった。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
櫃
漢検1級
部首:⽊
18画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持