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針子
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はりこ
ふりがな文庫
“
針子
(
はりこ
)” の例文
「だが、酒振舞いは、おかしいじゃねえか。何もお針仕事の
針子
(
はりこ
)
にさ、酒を出すなんて」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
苔で青くなつた石の
手水鉢
(
てうづばち
)
に
家形
(
やかた
)
の置いてあるのがある庭も、奥の
室
(
ま
)
も、静かな静かなものでしたが、店の方には若いお
針子
(
はりこ
)
が大勢来て居ましたから、絶えず笑ひ声がするのでした。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
其
(
そ
)
の
當日
(
たうじつ
)
に
成
(
な
)
ると
針子
(
はりこ
)
は
孰
(
いづ
)
れも
藏
(
しま
)
つて
置
(
お
)
いた
半纏
(
はんてん
)
へ
赤
(
あか
)
い
襷
(
たすき
)
を
掛
(
か
)
けて、
其處
(
そこ
)
らの
掃除
(
さうぢ
)
やら、
芋
(
いも
)
や
大根
(
だいこん
)
を
洗
(
あら
)
ふことやら
朝
(
あさ
)
から
大騷
(
おほさわ
)
ぎをして
笑
(
わら
)
ひながら
手傳
(
てつだひ
)
をした。おつぎも
行
(
い
)
つて
皆
(
みんな
)
と一
緒
(
しよ
)
に
働
(
はたら
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“針子”で始まる語句
針子橋
針子等