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釘抜
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くぎぬき
ふりがな文庫
“
釘抜
(
くぎぬき
)” の例文
旧字:
釘拔
その他、
大代
(
おおしろ
)
の「菊一」というのが千四百枚、北浜の「笹」というのが千枚、吉永の「
釘抜
(
くぎぬき
)
」が九百枚、木津新町の「菊巴」が九百枚の大きさである。
凧の話
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
舌を
釘抜
(
くぎぬき
)
で引き抜き、体を生きながら焼くように、宣告したりするような慈悲深い仕事をして楽しんでいた。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
無言の二人は
釘抜
(
くぎぬき
)
で釘を挟んだように腕を攫んだまま、もがく男を
道傍
(
みちばた
)
の立木の蔭へ、引き
摩
(
ず
)
って往った。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
……その朝、康子は事務室から
釘抜
(
くぎぬき
)
を持って土蔵の方へやって来た順一の姿を注意してみると、その顔は穏かに
凪
(
な
)
いでいたので、頼むならこの時とおもって、早速、鏡台のことを持ちかけた。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
何故
(
なぜ
)
ならお坊さんのお話といふのは、この世で
嘘
(
うそ
)
をいふと、あの世で
閻魔
(
えんま
)
さんに、舌べろを
釘抜
(
くぎぬき
)
でひつこぬかれるとか、この世で猫や犬や、鳥なんかを殺すと、あの世で血の池地獄におとされて
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
夫
(
そ
)
れからその医師が光り
燿
(
かがや
)
く
刀
(
とう
)
を
執
(
とっ
)
てグット制すと、
大造
(
たいそう
)
な血が
迸
(
ほとばし
)
って医者の合羽は真赤になる、夫れから刀の
切口
(
きりぐち
)
に
釘抜
(
くぎぬき
)
のようなものを入れて
膀胱
(
ぼうこう
)
の中にある石を取出すとか
云
(
い
)
う様子であったが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
釘抜
(
くぎぬき
)
のような手が、ピタリと、箒を持つ手頸に掛りました。
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“釘抜(バール(工具))”の解説
バール(bar、バー)または鉄梃(かなてこ)は、てことして利用する主に鉄製の棒状の道具(工具)。
L字型をしており釘を抜く機能を備えたものは、「釘抜き」(ネイルプーラー)にも属する。
プライバーとも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
釘
漢検準1級
部首:⾦
10画
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“釘”で始まる語句
釘
釘付
釘附
釘隠
釘着
釘店
釘勘
釘拔
釘貫
釘締