“酒(しゆ)” の例文
食後ナイエル夫人は亡夫の肖像を掛けた一室へ僕等三人を延(ひ)いてカンキナ酒(しゆ)の小さな杯(さかづき)を勧め、自身はピヤノに向(む)いて二三の小歌(こうた)を好(い)い声で歌つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
レニンは、“Die Religion ist Opium für das Volk.”と書いて、さて、宗教といふものは下等なフーゼル酒(しゆ)のやうなものだ。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
野はらは黒ぶだう酒(しゆ)のコツプもならべて
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)