農事のうじ)” の例文
といつておしな獨斷どくだん決行けつかうするのにはあま大事だいじであつたのである。さうしてそれは決定けつていされる機會きくわいもなくて夫婦ふうふ依然いぜんとして農事のうじ忙殺ばうさつされてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しかときあたらしいたはらの一つはつたなはからけて、こめたゝいてもいくらもなかつた。勘次かんじつぎとしにはほとん自分じぶん一人ひとり農事のうじはげまなくてはならぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)