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辰蔵
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たつぞう
ふりがな文庫
“
辰蔵
(
たつぞう
)” の例文
辰蔵
(
たつぞう
)
の成人ぶりもお目にかけたい。二歳になる又二郎にもばば様と初の対面を
遂
(
と
)
げさせたい。妻の
梨影
(
りえ
)
も久しくお待ち申しあげている。
梅颸の杖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
月六斎
(
つきろくさい
)
と日を期して、勝三郎が
喜代蔵
(
きよぞう
)
、
辰蔵
(
たつぞう
)
二人の
弟子
(
でし
)
を伴って、お玉が池の渋江の
邸
(
やしき
)
に出向くと、その日には
陸
(
くが
)
も里親の
許
(
もと
)
から帰って待ち受けていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
三千両の小判は三つの千両箱に詰められ、主人治兵衛の手で封印を施し、番頭の
源助
(
げんすけ
)
と
鳶頭
(
かしら
)
の
辰蔵
(
たつぞう
)
が宰領で、手代りの人足ども総勢六人、柳橋に掛ったのはちょうど昼時分でした。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
政吉
(
まさきち
)
、
辰蔵
(
たつぞう
)
、
亀
(
かめ
)
八、
分太
(
ぶんた
)
、
梅吉
(
うめきち
)
、
幸兵衛
(
こうべえ
)
。——」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
石屋職人の
辰蔵
(
たつぞう
)
は、江戸者の
気質
(
かたぎ
)
をまる出しに持っている。二人の
床几
(
しょうぎ
)
の前に、自分も煙草休みの腰をすえて
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「畳屋の
辰蔵
(
たつぞう
)
と申します。あっしの手拭がどこかにありましたか」
銭形平次捕物控:017 赤い紐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
辰
漢検準1級
部首:⾠
7画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“辰”で始まる語句
辰
辰巳
辰刻
辰雄
辰子
辰年
辰砂
辰刻半
辰猪
辰夫