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轡頭
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くつわづら
ふりがな文庫
“
轡頭
(
くつわづら
)” の例文
御者は縦横に鞭を
揮
(
ふる
)
いて、激しく手綱を
掻
(
か
)
い繰れば、馬背の流汗
滂沱
(
ぼうだ
)
として
掬
(
きく
)
すべく、
轡頭
(
くつわづら
)
に
噛
(
は
)
み
出
(
い
)
だしたる
白泡
(
しろあわ
)
は
木綿
(
きわた
)
の一袋もありぬべし。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
並
(
なら
)
んだ二
台
(
だい
)
に、
頭
(
あたま
)
からざつと
浴
(
あび
)
せて、
軒
(
のき
)
の
雨
(
あめ
)
の
篠
(
しの
)
つくのが、
鬣
(
たてがみ
)
を
敲
(
たゝ
)
いて、
轡頭
(
くつわづら
)
を
高
(
たか
)
く
挙
(
あ
)
げた、二
頭
(
とう
)
の
馬
(
うま
)
の
鼻柱
(
はなばしら
)
に
灌
(
そゝ
)
ぐ
風情
(
ふぜい
)
だつたのも、
谷
(
たに
)
が
深
(
ふか
)
い。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
轡頭
(
くつわづら
)
を取って立ちはだかり
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
轡
漢検準1級
部首:⾞
22画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“轡”で始まる語句
轡
轡虫
轡蟲
轡面
轡金具