“轡面”の読み方と例文
読み方割合
くつわづら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
必死にその轡面くつわづらにブラ下がったものですから、今の姿勢がまた一変してしまいました。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
振返って見ると、砂烟すなけむりを立てて一頭の駄馬が人を乗せて驀然まっしぐらに走って来ます。お君は驚いてその馬を道傍みちばたに避けると、馬は人を乗せた上に、また一人の旅人がその轡面くつわづらを取って駆けて来るのです。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)