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轟々
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ごう/\
ふりがな文庫
“
轟々
(
ごう/\
)” の例文
轟々
(
ごう/\
)
と冷酷な豪胆な呻りを挙げて、真暗なトンネルをくゞったり、長い長い
剣難
(
けんのん
)
な鉄橋を渡ったり、川を越え野を
跨
(
また
)
ぎ森を
繞
(
めぐ
)
りながら、一刻の猶豫もなく走って行く。
恐怖
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
刻
(
こく
)
は、
草木
(
くさき
)
も
眠
(
ねむ
)
る、
一時
(
いちじ
)
と
二時
(
にじ
)
との
間
(
あひだ
)
、
談話
(
だんわ
)
暫時
(
しばし
)
途絶
(
とだ
)
えた
時
(
とき
)
、ふと、
耳
(
みゝ
)
を
澄
(
すま
)
すと、
何處
(
いづこ
)
ともなく
轟々
(
ごう/\
)
と、
恰
(
あだか
)
も
遠雷
(
えんらい
)
の
轟
(
とゞろ
)
くが
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
、
同時
(
どうじ
)
に
戸外
(
こぐわい
)
では、
猛犬稻妻
(
まうけんいなづま
)
がけたゝましく
吠立
(
ほえた
)
てるので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
かと思うと、アワヤ心臓の血が一時に凝結するような気がして、一生懸命肋骨を抑えた。私を乗せた夜更けの電車が非常な活力で
轟々
(
ごう/\
)
と走って行くのが、如何にも情なく、意地悪く感ぜられた。
The Affair of Two Watches
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
轟
漢検準1級
部首:⾞
21画
々
3画
“轟”で始まる語句
轟
轟然
轟音
轟沈
轟又八
轟大尉
轟天雷
轟雷雄
轟動
轟家