トップ
>
踏板
>
ふみいた
ふりがな文庫
“
踏板
(
ふみいた
)” の例文
平次は尚ほも念入りに調べましたが、中でも足場に並べた
踏板
(
ふみいた
)
と、それを結へた繩の結び目を、幾度も見直して居ります。
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
水に強いと云う
桂
(
かつら
)
の
径
(
わたり
)
二尺余の
刳
(
く
)
りぬき、
鉄板
(
てっぱん
)
を
底
(
そこ
)
に
鋪
(
し
)
き、其上に
踏板
(
ふみいた
)
を渡したもので、こんな
簡易
(
かんい
)
な
贅沢
(
ぜいたく
)
な風呂には、北海道でなければ
滅多
(
めった
)
に入られぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そしてかれはその港で上陸したが、それはただすぐに
踏板
(
ふみいた
)
を渡って、ヴェニスへ出帆するばかりになって
碇泊
(
ていはく
)
している船の、しめったデッキを踏むためであった。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
長い
踏板
(
ふみいた
)
が
船縁
(
ふなべり
)
から岸に渡された。一番先に小さい
弟
(
おとと
)
が元気よくそれを渡つて、深い船の中に飛んで
下
(
お
)
りた。
其処
(
そこ
)
まで送つて来た婿の
機屋
(
はたや
)
が
盲目
(
めくら
)
のお婆さんを
負
(
おぶ
)
つて続いて渡つた。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「お北お吉の居る部屋の窓の外へ這ひ上つてあんな仕掛けが出來る筈はないし、清五郎が落ちて死んだ後で、
踏板
(
ふみいた
)
を直して置くことなどは出來ないよ」
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
一枚、すぐ外れるやうに仕掛けてあつたのだよ。清五郎が
其處
(
そこ
)
から毎晩覗くのを知つて居た奴が、
踏板
(
ふみいた
)
の繩を解いて、その上に乘つて、身體を動かすと直ぐ外れるやうに仕掛けてあつたのだ
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“踏板”の解説
踏板(ふみいた)は、建築工事の際、仮足場として使われる機材の一種である。
一般的な使い方としては、鳥居型建枠同士の間や平行に並んだ単管の間などにはめ込む形で足場として使われる。基本的には建枠と併用することが、前提条件となるわけなのだが、例外はある。なお、一般的なサイズは、工事のスパン定義により、1,800ミリメートルが主流となっている。
(出典:Wikipedia)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏臺
踏切
踏襲
踏台
踏石
踏留
踏掛